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最近よく聞くようになったワード、電気自動車。
2021年は電気自動車が飛躍した年になりました。
約100年続いたエンジン駆動車の時代が終わり、電気自動車にシフトしており
数年以内に当たり前に電気自動車を見かけるようになるでしょう。
今回は、そもそも電気自動車とは何か?を解説します。
電気自動車とは?
ガソリン、軽油など燃料を燃やしエンジンを稼働させ動く内燃機関を持つ自動車に対し、
内燃機関を持たず、電池(バッテリー)にて走行し二酸化炭素やその他の排気ガスを排出しない自動車のことをいいます。
厳密にはハイブリッド車やプラグインハイブリッド車もバッテリーを搭載し電気自動車には入ります。
- ハイブリッド車(HV)(トヨタ:プリウス、アクアなど)
- プラグインハイブリッド(PHV/PHEV)(トヨタ:プリウスPHV、三菱:アウトランダーPHEVなど)
- 完全電気自動車(EV)(日産:リーフ、TESLA:モデル3など)
世界各国が内燃機関車を廃止の動きに!
2021年はヨーロッパ諸国を中心に、次々と内燃機関車を禁止し電気自動車シフトへ移行するとの発表がありました。
100年続いたエンジンを持つガソリン車がなくなるということです。
それはつまり、当たり前に存在するガソリンスタンドがなくなり、EVステーションに置き換わるということなのです。
- 欧州連合(EU):2035年に内燃機関車の販売禁止
- アメリカ:カリフォルニア州で2035年までにガソリン車の新車販売禁止
- 中国:2035年までに電気自動車(EV)またはハイブリッド車(HV)のみ販売可能
自動車会社の動き
海外は?
各国が電気自動車へシフトしており、当然有名な自動車メーカーもガソリン車を見限っている様子がうかがえます。
それも当然の話で、ガソリン車が禁止さればそもそも売ることすらできなくなってしまうのです。
日本の自動車メーカーは電気自動車化の動きは遅く、正直言って欧州、アメリカ、中国、韓国といった電気自動車先進国と比較し、かなり遅れをとっていると言わざるを得ません。
- アウディ(ドイツ):2026年以降に販売する新車は電気自動車(EV)のみにする計画
- フォルクスワーゲン(ドイツ):2030年までに新車販売の50%をEVにする計画
- ボルボ(スウェーデン):2030年までにすべての新車販売をEVにする計画
- ルノー(フランス):2025年までに欧州で販売される新車の65%をEVにする計画
- プジョー(フランス):2025年までに欧州新車販売の100%をEVのみにする計画
やはり2030年という節目が大きい様子といえます。
今から(2021年)考えてもあと9年しかありません。最もEVが普及している国といえばノルウェーであり、2020年の時点でなんと54%がEVにて占められているのです。
国内は?
しかしながら、日本のEV販売はわずか1%に満たず、世界的なEV化の流れから遅れをとっているといえます。
日本の自動車メーカーを代表するトヨタは、世界で最も早く電動化を実現化したメーカーです。プリウスを代表とするハイブリッド車は日本車メーカーのお家芸であり、2000年代から売れに売れまくりました。
そんな日本車メーカーですが、EV開発に関しては後進国に成り下がってるのが実状です。
世界のEV化の流れを汲み、2021年半ばからようやく楽しみなニュースが流れてきました。
- トヨタ:bZ4Xコンセプトを発表し、2025年までにEV 15車種の販売を計画
- ホンダ:2021年、Honda eを発売。軽EVが重要との考えを示す
- 日産:ご存じリーフを発売中。2021年は海外勢に対抗しうるアリアを発売
- スバル:トヨタと連携し、得意のAWD技術を踏襲したSUVの2022年中発売を計画
ようやく重い腰を上げたところでしょうか?
日本車の性能がピカイチ良いことは世界中の誰もが知っていることですので楽しみですね。
電気自動車(EV)の持つ可能性
災害時に予備バッテリーとして使える!
電気自動車(EV)は30~80kWほど電力を蓄えることができます。
災害時にEVと自宅を接続し、数日分の電力を供給することができるようになり、さらにこのシステムを導入した家庭には国から補助金がでるのです。国としても環境問題対策のために税金を惜しみません。
1人暮らしの消費電力は6.1kWh/日、2人暮らしは7.7kWh/日といわれています。
将来的にEVの価格はどんどん下がる!
EV価格の約3割はバッテリー価格といわれてます。しかし、日に日に改良が加えられており将来的にはバッテリーコストを半分以下に抑えられるとされています。
今後、ガソリン車より価格が安くなる日が来るかもしれません。ガソリン車に乗っている人はお金持ちで贅沢とみなされるおかしな時代がくるでしょう。
また、電気自動車の車体設計は単純であり、新規メーカーが参入しやすいため競争が激化し、価格競争が起こり価格が安くなるのです。
実際、テスラ モデル3は急に100万円単位で価格が下がり、購入しやすい価格となりました。
まとめ
今回は電気自動車の種類や今後のEV化の見通しについて解説しました。
早く日本でもEVが普及してほしいと思っております。
日本メーカーも頑張って海外勢に負けないように応援したいですね。
今後もEV関連の記事を書きたいと思いますのでよかったら購読ください。