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電気自動車(EV)のメリット、デメリット

電気自動車(EV)は走行するうえで二酸化炭素排出量ゼロ、電気さえあればクリーン!ともてはやされている昨今ですが、EVに対する良いイメージばかりがクローズアップされていると思います。

すべてのものにメリットもあればデメリットもあるのが世の常。

今回はEVのメリットデメリットを解説します。

この記事を読んでいただければEVを買うべき人、今はまだ見送るべき人の区別がつきますので是非購読してみてください。

EVのメリット

まずはメリットから説明します。もちろんメリットのほうが多いですよ!

  • 環境にやさしい
  • 補助金が豊富
  • 圧倒的な加速力
  • 経済的
  • 近未来的

以上の理由を深堀します。

環境に優しい

内燃機関車はもちろん燃料(ガソリン、軽油)を燃やし二酸化炭素や窒素性酸化物を垂れ流し、大気汚染の原因となります。これらの二酸化炭素は温室効果ガスといわれ地球温暖化の主な原因となっており、

あの小泉進次郎環境大臣が46%(おぼろげながら浮かんできたらしい…)の削減を目指すと言ったことは記憶に新しいです。

また、窒素性酸化物は光化学スモッグの原因となり中国の都市部を思い浮かべるとわかりやすいです。内燃機関車のみから排出されるわけではありませんが、EVが普及すると大気汚染が緩和し、空気がおいしくなるでしょう。

もしもEVの充電をすべて太陽光や風力など自然エネルギーにてまかなうことができたら走行自体においては
まったく排気ガスを出さないということになります。

補助金が豊富

世界的なEV化の流れに乗るため政府は自動車のEV化を推進しております。

環境相補助金額は最大80万円におよび、都道府県によってはさらに独自の補助金が得られます。

東京都などでは環境省補助金と合わせてなんと100万円以上も補助金が受けられ、テスラモデル3が実質300万円程度で買えてしまいます!

圧倒的な加速力

これはそんなに重要視しない人もいると思いますが、一般的にEVの加速力は凄まじく
車種によってはスポーツカーを凌ぐとも言われております。

例えば、最も売れているモデルの一つであるテスラのモデル3ロングレンジにおいては
0~100km/hがなんと3.3秒というのです。

ちなみにこれより早い国産車は日産GT-R ニスモの2.6秒しかありません。
価格は1870万円です。

前述のテスラモデル3ロングレンジは2021年9月現在、524万円で買えてしまうのです!(補助金により実質400万円程度)

さらに、テスラのフラッグシップモデルであるモデルS Plaid は2.1秒ですから完全に勝利してしまってますね。

以下、国産車における0~100km/h加速ランキングです。

  1. 日産 GT-R 2.6秒
  2. ホンダ NSX 3.0秒
  3. レクサス LFA 3.7秒
  4. 三菱 ランサーエボリューション 3.8秒
  5. レクサス LC 4.4秒

あまり馴染みのない高級車かスポーツカーばかりですね。

経済的

電気自動車は電気のみで走行するため、ガソリンを消費しません。一般的にガソリン車において「燃費」という言葉が使われ、ガソリン1リットルあたり何キロ走行できるかの数値です。

一方、EVにおける燃費に相当する指標を「電費」といい、バッテリー1kWhあたり何キロ走行できるかの数値です。

契約する電気会社プランにもよりますが、EVは内燃機関車と比較し、同じ距離を走行するのにかかる費用が1/3程度に抑えられ今後、技術革新によりさらに数字が改善されていくといわれております。

・最も有名なハイブリッドカープリウスの実際の燃費を20km/l、ガソリン価格を150円/lと過程100キロ走行すると100÷20=5lのガソリンを消費するので5×150=750円

・テスラモデル3の電費8.0km/kWhとすると、100÷7=12.5、電気代を25円/kWとすると12.5×25=312円となります。

最も燃費のいいプリウスでこの差ですので、一般乗用車であればさらに差は開くでしょう。

近未来的

今後は自動車メーカーは電動化にシフトし、新技術はEVに使われていきます。完全自動運転が実装される日はそう遠くはなく、テスラCEOイーロンマスク氏は次期テスラ車はハンドルフリーにするとの発言がありました。

さすがにハンドルがなくなることはないと思いますが、なくても運転できることの自身の表れとも解釈できます。

電気自動車のデメリット

以下にEVのデメリットを挙げてみました。それぞれ深掘りしていきます。

  • インフラ整備が全く追いついていない
  • 満充電あたりの走行距離が不十分
  • 寒冷地使用に向かない
  • 価格が高め
  • 災害時に充電ができない

インフラ整備が全く追いついていない

EVの普及のためには充電スタンドの整備が必要不可欠といえます。一軒家に住む人は自宅に充電設備を備え付ければそう問題にはなりませんが、賃貸に住む人は必ず外部の充電スタンドが必要です。

しかしがら、この充電スタンドの数は2021年9月現在、圧倒的に不足しており(そもそもEVが普及していないので必要十分なのかもしれない)都市部はまだましですが地方にはそもそも充電スタンドが一つもないといった状態です。

また、日産アリアは1時間あたり130kWの速度の充電を許容できますが、現状の充電設備は最速でも90kWhと、EVに充電設備が追い付いていないため、宝の持ち腐れとなってしまっているのです。

日本における急速充電は50kWhが主力であり、速度が全く足りていません。

満充電あたりの走行距離が不十分

EVの現行モデルの満充電あたりの走行距離は約300~500km程度であり、例えば東京~大阪間を走行する場合は途中で充電が必要となります。

上述の通り、充電速度は遅く充電のために渋滞ができることが想定されます。

しかしながら、年々航続距離は伸びており中には800kmを達成している車種も存在しており、かつ充電設備の充足も政府やトヨタなどを中心に改善するのでこの問題は解決するでしょう。

寒冷地仕様に向かない

EVに限らず、古くなったスマホをスキー場で使用すると一気に電源が落ちた経験がないでしょうか?

寒冷地においてバッテリーの消耗は加速します。車内でヒーターを使用し、バッテリー自体を温め出力を保つ必要があるため、消耗が激しくなるのです。

しかしこれもバッテリー技術の向上によりほとんど影響がなくなるといわれており、今後の改善を待ちましょう。

価格が高め

現行のEVはお世辞にもお買い得とはいえません。

例えばテスラモデル3の最も安いモデルでも424万円(2021年9月)です。

その価格のうち、約1/3~2/5はバッテリーコストといわれており、EV価格の低下のためにはバッテリーコスト低下が必須となります。

年々EVの価格は低下しており、内燃機関車と電気自動車の生産コストが同程度になるのは2024年程度
なんと2025年にはEVのほうがコストが安くなるというのです。

つまり、2024年以降にEVを購入するのがコスパがいいといえます。

災害時に充電ができない

震災や水害の際に停電になると当然充電が不可能となり、走行不能に陥る可能性があります。

しかし、災害時にこそ逆にEVが力を発揮するときです。

EVに蓄えた電力を自宅に供給することでなんと2~3日分の電力をまかなえるといわれております。

まとめ

今回はEVのメリットデメリットについて解説しました。

今はデメリットに感じられることも今後改善し、メリットへと変わっていくでしょう。

毎日EVに関する新しい記事を聞くようになり今後が楽しみですね。

このブログではこのような新しい技術を発信していきますので、
よかったら購読ください。

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